『熱帯の夕陽』(EH-677)

¥1,500

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説明

日常の生活を忘れて、熱帯地方の大自然と、
沈む夕陽を目にしながら、ふと思いにふけっているような・・・
そんな情景のムード・ミュージックでしょうか。

演奏はスペインの楽団によるもので、
スペインにて1950年代に録音されているのですが、
全曲のアレンジと指揮は、キューバの有名な人物が手掛けています。
なので、ラテン・ムードという訳でもなく、
ヨーロッパの一般的なムード・ミュージックの作風としても、
ちょっと違っていて、オリジナルなイメージの強い演奏です。

キューバの首都ハバナは、16世紀初めに
スペイン人によって建設され、植民地時代のコロニアル建築が並ぶ
美しい街並みが現在も残っています。
ヨーロッパの植民地として、多くの人の流れに合わせて
色々な文化が混ざり合い、ルンバなどの音楽が生まれると同時に、
アフリカから黒人達が奴隷として連れてこられたため、
彼らアフリカの音楽のリズムも文化の中に溶け込みました。
長い歴史のある古い街並みやミステリアスな遺跡、
手つかずの大自然、情熱的で明るい現地の人々・・・
美しいストリングスの中に出て来る打楽器の使い方も面白く、
キューバの歴史ある情景を上手く表現しているようです。

全編を通して鑑賞すると、
独特な美しいストリングスに、ノスタルジックなムードが
素晴らしく感じられました。おすすめの作品です。

曲目:
セニョリータ / 土人の嘆き
サンタ・セシリア / (ブルーモザイク)
(コンガが来る) / (私の人生の道)
ダイム / (知りたくない)
(私の愛) / もっと寄り添って

※カッコの曲名は意訳です。

(曲間含む合計:39分54秒)








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