『ヴィンテージ・サウンドで楽しむフィルム・ミュージック「世界の裏の裏」&「楽園を求めて(青い目で見たニッポン)」編』 (EH-664)

¥2,000

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説明

オリジナル・サウンドトラック集

トラック01と02は、1964年製作の
イタリア映画『世界の裏の裏』からのサウンド・トラックです。
日本では昭和39年6月から公開されました。
ロベルト・ビアンキ・モンテーロ監督が
「意外な現実」を紹介するために、
世界各国の裏側にスポットを当てたという記録映画です。

性奴隷、同性愛、偽装した女性観光客、
アジアの特殊な売春宿など、主に夜の世界を扱ったものらしく、
イタリアの彼らから見た「外国人との価値観の違い」を
表現したのではないかと思われますが、
当時何の話題にもならず終わっているようです。

音楽は1966年製作のイタリア映画『真昼の用心棒』
(本邦公開:昭和42年1月)他を手掛けた、
コリオラノ・ゴーリ(ラッロ・ゴリ)ですが、
トランペットのムード・ミュージックで有名なイタリアの
ニニ・ロッソもトラック01のメインタイトルと、02を
自作自演しており、このCDではその部分だけの録音です。
トランペットとヴォーカルは彼自身によるものです。

続いてトラック03から最後までは、1963年製作の
イタリア・日本合作映画『楽園を求めて(青い目で見たニッポン)』
からのサウンド・トラックです。
日本では昭和38年8月から公開されました。
監督は、ジュリアーノ・トメイ、羽仁 進。

青い目のイタリア人から見た、神秘であるも
残酷なニッポンの姿を写したという記録映画です。
上映時間は90分の総天然色(カラー)。
生活のために危険を冒しながら富士山麓で楽きょうを拾う
女性達の姿、雑路の東京と、東京タワー、
トルコ風呂、恐山の巫女、自殺の名所に火葬場、
浅草のヌード・ダンサーの生活、芸者ガールに、
サムライの血が流れていると紹介されるヤクザ、
広島の悲劇など、部分的には私達現代の日本人でも「?」と
なるようなものも紹介されている奇妙な内容の映画です。

また、この映画にはイタリア人側から見た
別の意味も込められているのですが・・・
それはライナーにて(笑)
音楽は、ピエロ・ウミリアーニが担当。
エンド・テーマともう一つの曲に登場する女性ヴォーカルの
歌う日本語の歌詞が意味不明で印象的!

曲目:

世界の裏の裏 / さすらいのタンゴ
(東京の空) / (漁師、真珠と鮫)
(処女の風呂) / (夜の女性)
芸者パーティー / (夢の国)
(自殺の岩) 他、全15曲

(曲間含む合計:38分21秒)
※カッコは意訳です。
※ヴォーカル・トラックが4曲あります。











(再生ボタンを押すと音声ファイルを読み込みます。音質は製品と同じではありません。)