『モートン・グールドの音楽』(EW-175)

¥2,300

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説明

日曜洋画劇場の初代エンディングとして使われた
『So in Love』の演奏をしたモートン・グールド自身が
世に出した最初のレコード・アルバムです。
それをそのままの形で復刻させていただきました。
すべては、ここから始まり、彼の思い入れとともにあります。

彼の長きに渡った音楽活動には、
非常に沢山のレコード(後にCDも)が作られました。
これはその第一号、ファースト・アルバムなのです。
まだマスター音源に磁気テープが使われていない作品ですので、
使用させていただいたオリジナル原盤がマスターと同じになります。

モートン・グールドが21歳の時、ラジオ局で働くように
なったのと同時に自身の音楽番組も担当するようになりました。
彼がシリーズでやっていた風刺を
音で表現した作品「カリカトンズ」を含め、
クラシックからポピュラー音楽まで演奏する彼の番組は、
たちまち好評を得たそうです。
そして、26歳の彼が吹き込んだ当ファースト・レコード・アルバムは、
自身のラジオ番組でも好評を得ていた「風刺シリーズ」から3曲
(2曲目の『プリマドンナ』、4曲目の『ザ・天才児』、
そして6曲目の『バレリーナ』)が選ばれました。

風刺画というと、新聞の政治面に描かれているような、
特定の政治家を皮肉ったイラストなどを
すぐに思い浮かべられると思います。
様々な人間模様をイラストでなく、ピアノによって
愉快に表現している作品であります。
こんなユニークな作品は、ジョーダン・ミュージックの
先駆けだったのではと思うほどです・・・ 

「風刺シリーズ」以外に、特筆すべきは『さびれた舞踏場』があります。
当方の復刻CD『モートン・グールド・レコード・コンサート』
3巻セット(9-071819)の中のVol.2にも同曲を収録しておりますが、
それは当アルバムよりも10年以上も後に、アレンジして吹き込んだ
オーケストラ・バージョンのものです。
当ファースト・アルバムに収録のものは、貴重な最初のバージョンなのです。
すごく不気味なムード・ミュージックとして
お楽しみ下さい(笑)

ちなみに、日曜洋画劇場で、淀川さんの解説の後に
流れていたものと同じ、
昭和の懐かしいモノラル・テレビの思い出とともに
当時の空気(ムード)を運んでくれる
針音まじりの「ソー・イン・ラヴ」を
あなた様の脳裏に再現、そして満喫できる
音源は、当方の復刻CD
『カーテン・タイム』So in Love/究極のアルバム(VMDT-229)
の中にあります!

「モートン・グールド・オリジナル・ピアノ・コンポジションズ」

プログラム

1:パバーヌ
2:プリマドンナ
3:アメリカン・カプリス
4:ザ・天才児
5:トロピカル
6:バレリーナ
7:さびれた舞踏場
8:ガボット

作曲:モートン・グールド
演奏:モートン・グールド(ピアノ)

(曲間含む合計:約22分48秒)







(再生ボタンを押すと音声ファイルを読み込みます。音質は製品と同じではありません。)