説明
映画が当たれば、そこに使われた音楽も有名に
なったり、ヒットするかも知れませんが、
もし話題にもならずに不評に終わったならば、
その音楽には誰も耳を傾けないかも知れません・・・
あるいは、映画が当たって、
音楽も盛んに注目されるようになっても、
例えばある有名音楽家の演奏ばかり、
又はオリジナル・サウンドトラックばかりが注目されて、
他の楽団のものは埋もれてしまうかも知れません。
そんな感じの1950~60年代の映画音楽から、
ラジオの映画音楽特集では取り上げられないような、
演奏のマニアックな録音を取り上げた曲集です。
実は、有名どころよりも、
この手のレコードの方が種類としては圧倒的に多いのですが、
それぞれのレコード自体は入手困難なものなので、
ある意味とても貴重です。
例えば、イタリア映画『最後の楽園』の音楽は、
作曲者のラヴァニーノによる演奏がよく使われ、
ヴィクター・ヤング楽団でも自身の作曲した
『エデンの東』などはよく聴かれても、
他者が演奏した映画のテーマなどは、
意外にレコードが珍しかったりするものなのです(笑)
アメリカ映画『アパートの鍵貸します』の
ジャック・レモンが作曲したハーモニカ・テーマなど、
映画音楽界の大御所により料理されて
違ったムードになっているように、それぞれの変化も
お楽しみいただけたらと思いました・・・
全部で7つの楽団が登場します。
曲目:
01:ボラ・ボラ(2分59秒)
(1957年製作イタリア映画『最後の楽園』から、昭和33年公開)
02:タヒチ(2分40秒)
(1957年製作イタリア映画『最後の楽園』から、昭和33年公開)
03:タムレ(2分50秒)
(1957年製作イタリア映画『最後の楽園』から、昭和33年公開)
04:モアナ(2分45秒)
(1957年製作イタリア映画『最後の楽園』から、昭和33年公開)
05:びっくり大将のテーマ(2分23秒)
(1961年製作アメリカ映画『びっくり大将』から、昭和36年公開)
06:セレソ・ローサ(2分31秒)
(1955年製作アメリカ映画『海底の黄金』から、昭和30年公開)
07:アナクレトのテーマ(2分38秒)
(1960年製作イギリス映画『黒い狼』から、昭和36年公開)
08:黒い狼(2分25秒)
(1960年製作イギリス映画『黒い狼』から、昭和36年公開)
09:ノー・ワン(2分20秒)
(1959年製作アイルランド映画『Captain’s Table』から、本邦未公開)
10:ハーモニカ・テーマ(2分54秒)
(1957年製作アメリカ映画『海の荒くれ』から、昭和32年公開)
11:ユー・マイ・ラヴ(3分00秒)
(1954年製作アメリカ映画『Young at Heart』から、本邦未公開)
12:ジナ(3分06秒)
(1956年製作フランス映画『La mort en ce jardin』から、本邦未公開)
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(再生ボタンを押すと音声ファイルを読み込みます。音質は製品と同じではありません。)